世界最強のハッカーであっても,侵入できないコンピュータとはどんなものだろか。だが,マイクロソフトはいとも簡単にそれに答えを出した。ちょっとばかり,とんちのきいた方法ではあるが。
米国マイクロソフト社は,ウインドウズ2000の最新ベータ版とIISサーバーを搭載したウェブサーバから,ターゲットファイルとユーザーアカウントの取得に挑戦するよう,ハッカーコミュニティーに挑戦状をたたきつけた。だが,挑戦者はシステムへ侵入を試みることさえできなかった。サーバはこの日,ほとんど1日中,ダウンしたままだったからだ。また,同サーバー内のホームページはHTMLとJavaScriptに問題があり,まったくアクセスできないページもあった。マイクロソフト社はサーバーダウンの原因として,ルータの問題とシアトルを襲った激しい雷雨を挙げている。
う〜ん,面白い:-D。どうしてこう面白いことをいつもできるのだろう。まるでわざと話題を振りまいてくれているようだ。まぁそれにしても,このウインドウズ2000のハックテストは,コミュニティーからは「タダで自己宣伝を行うための明らかな策略」と云う声が上がっている。確かに,このテストを経て,より強固なシステムを作り上げるため,とかそういうのはなさそう。
「屏風の中にいる虎をとらえることはできません。さあ,とらえますから屏風の中から虎を出してください」と云ったのは一休さんだったろうか? まさに屏風の中の虎,絵に描いた餅。誰もスタンドアローンのマシンをハックすることはできない。そりゃあ世界最強のハッカーが束になったとしても。どうしてもハックしたいとなれば,あとはトンカチを持ってマイクロソフト社を訪問するしかないかな? さすが,マイクロソフト。考えることが違うな(^_^)。(ちなみにそのテストウェブサーバーはここ。5日夜11時時点でまだ繋がりません(^^ゞ)
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